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SKY~なんちゅのPFCSブログ~

なんちゅのPFCS用のブログです。かなりフリーダムです。

ココア

PFCS・交流

精霊の青年は大きな帽子をかぶり、現地で服を調達し(しっかりとギャングとして稼いだ金で購入した)、王を待っていた。
この大きな帽子は鬼用の帽子で、横に二本ある角を隠すために設計されている。
もっとも青年の角は常人ではない程大きな角を持っているので、少し角がはみ出ている。
服は、ジャケット。普段から彼はジャケットを着ているが、そのジャケットはボロボロであった。

…青年は人を待っていた。
手紙に『ショコラ王とアンティノメル警察としてあの喫茶店で話がある』と嘘を書き込んでいた。
名義は「Dante Alighieri(ダンテ・アリギエーリ)」。偽名だ。
警察と嘘をつかないと、ショコラはやって来ないだろう。
そして待ち合わせから数時間遅れ、ショコラはやって来た。
変装している青年を見て、一言ショコラは呟いた。
「ダンテさん!」


「よう、ショコラ」
ダンテはいつもと違う口調でショコラに話しかける。
ダンテは…ショコラの前でだけなら、素を出せる。そんな気がしてショコラを呼び出したのだ。

前に彼と行った喫茶店。冷たくて、美味しかったアイスココア。
…彼を殺そうと騙した挙句、傷つけても治った背中の傷と、霜の着いた自分の爪。

その思い出がある。ダンテは彼なら…少しだけ弱音を吐ける。
「ダンテさん?いつもらしくないですよ?」
「いや…俺はお前の前でならタメ口でも、いい気がして…」
ダンテはいつもの女口調ではなく、本来の口調で、タメ口でショコラに言葉を紡ぐ。
彼は安心している。前に飲んだアイスココアのあの味が忘れられない。
ショコラは、ニコニコと笑っている。名前見た瞬間あなただと分かりましたよ!と、笑顔で答えられた。
ヴィランと国王。分かり合える筈のない二人はここで出会った。


「……俺は何をすればいい?俺はお前が殺そうとしても…死ねない。」
ダンテは真剣な表情で喫茶店の前へと辿り着いた。
「…死ねない?」
ショコラはその言葉を聞いてもなお笑顔で居たが。
「死ねないなんて素敵じゃないですか!僕は凄いと思いますよ!」
ショコラは明るく話しかける。
「ささ、悩みがあるなら僕に言ってください!ドレスタニアは貴方を歓迎してますよ!」
無理やりと喫茶店に入れられるダンテ。背中を押され、入口の扉は開かれる。

ショコラの冷たい手を感じ取って、少し違和感を感じた。
これは、爪で攻撃した時の、あの感覚。
…痛みを感じない人間を、切り裂いた時のあの冷たさ。


カラカラ、と入店の音が鳴る。
ショコラ王が来ると予約を入れられたため、店内は貸切である。
ショコラとダンテは、ふかふかの一人用ソファが二つ向かいにあるカフェテーブルに座った。
メニューがおいてある。ショコラはアイスココアを頼んだ。
「ダンテさんは何を頼むんですか?」
ワクワク、としているように言われ、ダンテは少し困った。
アイスティーや、コーヒーもいい。カフェラテにして飲むのもいいだろう。
ガーナチョコを溶かしたホットチョコレートもある。ダンテはそれを頼もうとしたが
脳裏にある思い出が浮かんだ。
…ショコラと共にアイスココアを飲んだ思い出だ。
「…アイスココア」ダンテは、あの時初めて心を許した時に注文したアイスココアを頼んだ。

実はあの後、ココアを作っていた事があった。
だがどうもアンティノメルのココアは、違う。
ドレスタニアの味ではないのだ。ドレスタニアのココアが恋しい。
ドレスタニア産のインスタントココアが一番ダンテの口と心に残った。
だが、やはり本場で飲んだほうがいい。


「…ショコラ・プラリネ・ドレスタニア。」
「ショコラでいいですよ!」
ダンテはココアを待っている間に、ショコラに話しかける。少し顔が寂しそうだ。
「俺はいつか殺される運命だ。世界の裏側に…そう書いてあった…」

世界の裏側…それはダンテが見れるもの。
脳裏にノートブックとペンが出てきて、そのノートブックをめくることが出来、ノートブックの最後には『ダンテはソラに倒されて死ぬ』と書いてある。
定められた運命。ダンテはこの裏側を見て、狂ってしまった。
罰として身体が徐々に龍になっていく呪いをかけられている。その上その龍に意識がどんどん支配されていき、いつしかダンテは龍になる…これはダンテには解消できない呪いだ。

 

「世界の裏側がなんだか知りませんが、僕はそんなの関係なしに生きればいいと思いますよ」

ショコラが言葉を続ける。顔は笑顔だ。だが、しかし、目は真剣そのもの。

「僕は貴方とお話できてるじゃないですか。それは裏側とやらに書かれてた運命なのですか?」

 

そこまで話した後、ショコラは笑顔に戻り話しかける。
「最後が決まっているなら、最後まで生きればいいじゃないですか!」

ダンテは今までに見たことのない、人間の笑顔にびっくりとしている。
人間はこうも明るくなれるのか。人間はもちろん、精霊ですらその笑顔は見たことがない。
…ダンテは心の氷が溶けた気がした。なにか違和感を感じる。安心感を感じている。
「そうだ!僕の起こしたヘナチョコ談でもしましょう!」
ショコラは何か人を笑顔にする力でも持っているのか?
ーーさすがのダンテでも、アンティノメル以外には干渉できない。


そうこうしているうちに、アイスココアが届いた。
ああ、この見た目。少しパステルカラーに近い、それでいて香り高い、ほのかに苦いこのココア。
ダンテは最初に飲んだ時このココアが好きになった。
何だか、心が落ち着く気がしたからだ。
ショコラ王が居たからかも知れない。それでもダンテはこのココアが好きだ。
「それでですね。僕、一人で海を泳いでパッチングまで行ったことがあるんですよ!」
「なんだそれ!有り得ないだろ!お前の体力どうなってんだ!?」
互いは、ココアを飲みながら会話をしていた。
心が安らぐ。
…こんな体験した事がない。
心が安らぐとは、何だ?
心が落ち着くとは、何だ?
「心が安らぐとは何だ…」
頭を抱え、ダンテは言った。表情が苦しそうである。

「ダンテさん」
ショコラが心配そうに言い、ダンテは素に戻った。
「…心配しなくていい。俺は安心した事が無いからな…」
…ダンテには、安心というものがなかった。
人生で、安心して寝れたのは幼少期の頃だけだ。
最も幼少期は過度な期待、虐待からぐっすりと寝れる日は少なかった。
今も、いつヒーロー団体に捕まり閉じ込められるか分からない。
寝ている宿はボロ宿。しかも、廃墟となっている。
「俺に安心できる場所なんてない」
いつの間にかダンテの目からは、流したことのない、涙が出ていた。無意識に。

「ダンテさん、ドレスタニアで一旦休みますか?宿なら僕が貸しますよ!」
ダンテの悩みに、ショコラは対応出来なかった。
「…いい。 」
ダンテはぶっきらぼうに言い、アイスココアの氷ごと食べた。
「…お前の前だけだよ。俺が本音を出せるのは。」
精霊は目の前の、信頼している人物に話しかける。
今まで言えなかった、安心出来る場所がないという事。心を安らげるという事を知らない事。
それが、ショコラには言える。
…何故だろう。ドレスタニアにいると安心出来る。
こんな国に、平和に、生まれたかった。
もっと自由に、裏側なんて見ずに、気づかずに、家族に期待されずに、生きたかった…

 

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…ダンテはおいおいと泣いた。
今までに無いほど、泣いた。
ショコラは慌ててダンテを慰める。
緊急でアイスココアを再びオーダーした。何故かは分からないが、ダンテはココアを飲んで落ち着いたのだろう!という感が働いたのだ。
白と赤の龍は涙を零している。ほんとうは、辛かった。ほんとうは、誰かの温もりを感じたかった。
何か、自分のことを言える人物が欲しかった。
…殺される運命、その事は諦めたつもりだった。
このココアと、この明るい陽気な国王の前でなら話せる。ヴィランと国王、それは会ってはいけない組み合わせである筈だ。
ダンテは追加のアイスココアを飲む。…少し塩っぽいと思えば、それは自分の涙が入ったからである。
ダンテは隠したい負の感情を、出すものかと我慢すればする程出てしまうので、もうどうしようもなく泣いた。

ショコラは、あわあわとしながらも、ダンテが泣き終わるのを待っていた。


「…ありがとう」
泣き終わったダンテは、喫茶店から出て今回の誘いを感謝した。
「いえいえ!何かあったらまた来てくださいね!
僕達は歓迎しています!」
「…感謝する。」
ダンテはそう言うと宙に浮かび、そしてすぐ透明となり消えた。

…その後ショコラと出会いの握手をした。
ヴィランと国王。両者が仲良くするなど許されない。
だからダンテは、ヴィランではなく、精霊として握手をした。
何が起きたかとショコラは思っていたが、その後ショコラはのんびりと帰ることにした。


「…ココア、買って帰ろうかしら」
ダンテはポツリ、とショコラが消えた後の喫茶店前で呟いた。

ラビリンスで休暇

PFCS・SS

「シュン、こっちです」

無表情(よのうに見えてそソラの声はとてもウキウキしている)でラビリンスの元へ来たソラと、明るいシュン。
「よーし!ルーカス様が遊んでいいって言ったし遊びまくるぜ!」
「ぼくもアニマルセラピーしないとね」
…ルーカスも居るのだが。


「なぜルーカス様はラビリンスに来ようと言ったのですか?」
ソラは目の前のうさぽんだらけの草原を見て呟く。とにかくうさぽんしかいない。
「いやあ、たまには君たちに休憩させないとダメだなって。」
ルーカスは笑いながら…いや、何かがおかしい。何かがおかしい笑い方をしながらうさぽんを見つつソラに言った。
「休憩ですか。まあ、たまにはいいでしょう」
「乗り気じゃねーなソラ!遊ぼうぜッ」
乗り気ではないソラ、ワクワクしているシュン、なんだかそわそわとしているルーカス。
ソラとシュンはうさぽんを追いかけ写真を撮ったり、うさぽんをもちもちとしていたりしたが…


「うさぽん…ああ、うさぽん…」
一人だけメチャクチャ怪しくうさぽんをうっとりと見ていた。
「うさぽん可愛いなぁ…本当に可愛いなぁ………」
ルーカスの目はとてもうっとりとしていた…それは恋する乙女のように…
「ん、ルーカス?」
シュンがルーカスの異変に気づき、話しかける。
「ああ…うさぽんをもふもふしたい…!もふもふしたいよ…!!うさぽんをふかふかしたいよ…!!!」
「ルーカス!?お前なんかに取り憑かれてんじゃねーの!?!?」
ルーカスの目が普通ではない。催眠術にかかったかのようにぼーっとしている。
「おいダンテとかパッチングの召使いとか色々あるんだろ!!姿を見せろ!!」
その言葉に、透明になる干渉をしていたダンテは笑いながら姿を現した。


「半分あたり〜☆でもね、半分ハズレ。
アタシねぇルーカスの潜在意識に干渉したの。
ルーカスちゃん最近仕事でイライラしてるから、ソラちゃんやシュンちゃんと一緒にルーカスちゃんが旅行に行くっていう干渉したの…場所は指定してないわ。

そしたらあらビックリ。アタシですら見たことのない、うさぽん大好きなルーカスちゃんが出てきたわ…さすがのアタシですらこんなの読もうとしないわよ…」
「…ダンテ。お前も苦労人だな…」
ダンテとシュンは、珍しく息を合わせてはぁ、と呟いた。

「ああ、うさぽん〜!待って〜!アハハハ、アハ、アハハハハハハ…」

継ぎ接ぎサイドストーリー1

継ぎ接ぎサイドストーリー1 PFCS・SS パッチング

…パッチングで数回目の、最初の転生が行われてから数週間後。

パッチングはすっかり人の集まる国となっていた。
これも転生の儀式のおかげである。
転生の儀式のための宝石も、他国からの輸入で少々高いが手に入る。
前世で帝王をしていたスコーン皇帝も、満足げだった。

 

だがある日、スコーン皇帝を裏切る者が現れる。
召使のツカイ=パーソナル…彼はこの国の理はおかしいとスコーンの元を逃げ出し、この国の真実を探しに行った。
それはタブーだ、とスコーンは忠告したが、ツカイは聞く耳を持たなかった。
「私は行きますからね、金髪赤バンダナの少年さん」

「…え?俺は…」
ツカイは意味深に、前世よりはるかに前の記憶を告げ、去っていった。
スコーンは、紫の髪とコートの青年である。けして、金髪ではない。

 


「神よ、どうにかしてツカイを止めてくれないか」
二番目の召喚者であり傭兵ウェドは、小さな教会代わりの建物で祈っていた。
この国では「スターダスト」という神が信仰されている。
時間の理を持つという神であり、転生の神ではない。
神は普通、姿を表さないものである、が。
「呼んだかい?」
突如ウェドの目の前にふわっと眩しく光が舞い降りたと思えば、少年が現れたのである。


「お前は誰だ」
ウェドはすかさず聞く。光から少年が出てくるなんて怪しさでいっぱいだからだ。
「ぼくはスターダスト」
目の前の少年はすかさずそう答えた。少年とはおもえない、真剣な顔で。
「…本当にスターダストか。」
ウェドは置いてあった剣を手にして、呟く。真剣な表情だ。
「参ったよ…きみは、ぼくのことを忘れちゃっている」
スターダストは、前からウェドの事を知っているように話しかけた。
「…きみが前世、何をしたか覚えている」
「ほう、どうせ小さな国の帝王をしていた、とかその変だろう?」
「違う、それはパッチングの歪んだ記憶」
ウェドがほう?と顔を歪ませるのを確認して、スターダストは話を続けた。

「きみは記憶を失っていた。そこをぼく『たち』が助けた。
きみは小さな国の帝王じゃない。ウェド、きみは名のない大きな帝国の王だった。」
スターダストがゆっくりと言う。
そんなわけないだろう、パッチングで産まれたものはパッチング以外記憶が無い。ウェドは反論した。
それでもスターダストは話を続ける。

「パッチングの記憶は歪んでいる。
転生するとき…記憶が歪む
いや、転生自体おかしい。
だって『前世は違う世界での出来事だから』」

これ以上言ってはいけない、とスターダストは口を動かすことをやめた。
これ以上言うと、国民にこの国の秘密が知られてしまうから。
スターダストは、喋りすぎた、ぼくを信じるか信じないかはウェド次第だよ。と言って光に包まれ、次の瞬間消えていた。
ウェドは、何を言っているんだ…?というような顔で、教会の椅子にぽっかり座っていた。
遠くから、知り合いだからって話尽くしちゃった…と声が聞こえた気がする。

 


ツカイはスターダストの会話を盗み聞きしていた。
「ほう…?前世はパッチングの記憶じゃない?」
ツカイはまた一歩真実に近づいた。
ツカイの目的は、真実に近づき、記憶を取り戻し、パッチングを支配する事だ。
「だとしたらパッチングが歴史あると言うのは嘘なのか?」

 

…ツカイは気づいた。ツカイの前世はパッチングのはず。だがパッチングは祖国ではないという記憶が残っている。
xxxx王国、という言葉が記憶をかすった。たぶん、その王国が祖国なのだろう。
思い出せない。
だがしかしこの国の矛盾に一つ気づいたようだ。

「待っていてくれ、記憶にない家族よ、祖国よ。私は真実を知り、この国を支配する事だ」
ツカイはぼそりと呟き、座っている地面から立った。

 


おまけ


スコーン帝王は、アンティノメルの代表と会うことになったが、あいにく代表「ルーカス」がカウンセリングの日で居ないため、ソラが迎えに来た。
「スコーン皇帝、俺がソラです」
「ありがとう!ソラくん。」
笑顔でウキウキしながらヒーロー団体本部に入っていくスコーン。無表情で案内するソラ。


「ソラくん、俺は発展途上国『パッチング』の帝王だよ!
帝王だからって、そんな堅苦しい態度とらなくていいんだよ!」
スコーンは見た目の暗さとは合わない笑顔で話しかける。
「いえ。これが癖なので」
ソラは見た目の明るさとは合わない冷静さで話しかける。
「まあパッチングがいきなり立国したから驚くのも仕方が無いと思う!
俺ね、前世は火の魔法が使える人間だったんだ!面白いだろ、人間なのに魔法が使える!
呪詛とも信仰とも違う能力で魔法が使えたんだよ!」
ウキウキと目を輝かせながらスコーンは話しかける。お喋りが止まる気配がしない。
「魔法ですか。興味がありますね。前世は何だったのですか?」
興味がある、という声すらソラは無感情だった。
「…えーっとソラくん?」
「はい」
「きみの言葉に感情を感じないんだけど…気のせい?」
スコーンは思わず質問をした。
「…俺に感情はありません」
ソラが少しためらって言った。その表情は少し曇っていたような気がする。
「感情が…ない?」


「…俺に感情はありません。幼少期の…思い出したくない出来事。あれがきっかけで…俺は心を失いました」
「ソラくん…そんな過去が。」
スコーンは真剣に話を聴く。
「…監禁…嫌だ……僕は……監禁……」
ソラの手が震えた。表情が恐怖に包まれる。
「ソラくん!」スコーンは正気に戻そうと、声を放った。その声にびくっとして、ソラは正気に戻る。
「…すいません。取り乱しました…」
「…辛い記憶は話さないでいいよ」
…スコーンとソラに無言が続く。

「…そういえば。俺には大事な人がいるんですよ」
「へぇ、大事な人?」
スコーンは、その言葉に興味を示した。
「…俺を受け止めてくれる大事な人…俺がどんなに冷たくしても、俺にどんな事をされても…俺が過去に辛い事を味わったと知って、受け止めてくれる」
「…凄いね。ソラを受け止めてくれるなんて…。」

「…ええ。俺を受け止めてくれる彼氏ですよ」
「…え?」
スコーンは、その言葉を聞き一瞬固まった。

 

 

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わーいソラくんキーホルダー作ったよー!

新国・パッチング追加/パッチングSS

PFCS・キャラ設定 PFCS・SS パッチング

新国を追加します。

企画概要 - Parallel Factor Cultivate Server

 

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パッチング。

今は荒れ果て自然がたくさんある国。

「記憶」を信仰している国で、神が記憶のかけらを拾い、その記憶からパッチングに昔いた人物を召喚する。

今は荒れ果てて住民が少ないが、神が「記憶」を拾う度に住民が増える。

(なお、その神というのは、ダンテの言う世界の裏側を創っている龍と同じ)

 

 

特に記載がない場合は人間。

 

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主人公は彼「スコーン=ビスケット」。

帝王をしている記憶を持ち、最初にパッチングに召喚されたことから帝王に任命される。

 

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今のところ居る味方キャラの解説。

 

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今のところ居る敵キャラの解説。

 

 

パッチングSS

「…ん…んん」

紫色に全身を包んだ青年が、ゆっくりと目を覚ます。

目を覚まし、見渡したこの場所は荒れ果てていた。

「あれ…俺、死んだはずじゃ…」

青年は目を覚まし理解した。「記憶から転生した」事を。

 

青年は近くに落ちていた宝石を持ち、宙に浮かべる。

この儀式を青年は無意識にやっていた。

記憶に刻み込まれている。「宝石を浮かべれば記憶から転生すること」が。

 

そして光が放たれ、その宝石から人が現れた。

「…あなたは?」

「…オレの名前はウェド。お前が最初に記憶から覚めた人か?」

 

パッチングには輪廻転生の儀式が有る。

数百年前から、パッチングでは強く「記憶」が信仰されていた。

何か戦争が起こった時、神の手によってパッチングの死んだ魂たちが宝石の欠片になり、その欠片を宙に浮かべると魂が蘇り「輪廻転生」する。

そしてパッチング国の種族が滅んだ時に、パッチング国の神が最初に転生をさせる。

その最初に転生した人物がパッチングの次の王となり、転生を何度も繰り返しパッチングを賑やかにさせるのだ。

 

――実際には少し違う。

パッチングの転生というのは、言い訳である。

本来は隠された力があるのだが、その力は誰も知らない。

誰も知らないが、一人だけ知っている「真実の人物」がいた。

 

ツカイ=パーソナル、という名前の、「前世はXXニンゲン」だった精霊だ。

 

 

 

 

解説

  • パッチングはソシャゲのガチャみたいに「記憶」から召喚できる
  • 他国の人間が召喚を行ったら他国の出身国の人間が召喚される(パッチング住民にするのも可能)
  • 難しく書いたが、輪廻転生というのは要するにガチャ。ガチャで最初にひいたキャラが王様をするしたきりがある
  • 召喚されたキャラクターは一部記憶が欠ける(XX人間だった事や家族の存在、前世の職業など)
  • だがほとんどの記憶を受け継ぐ
  • パッチングはアンティノメルとは全く違う外伝扱い

 

 

おまけ

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ショコラ王が遅刻した模様。

代表会議。

 

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だんだん線画をするのがめんどくさくなって下書きで描いたもの。

 

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これめっちゃくちゃ下書き上手く描けたんだと思うんですよ。トレースの結果ですかね。

ちなみにこの絵はトレスしていません。

 

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下書き(後に一部修正)。めっちゃ上手く描けたと思うんです。

 

 

おまけ2

ツカイさんは第二の主人公といってもいいほど動かしています。

「XX人間」の謎と、前世の謎を追いかけるヒーローですので。

天空サイドストーリー その1

PFCS・SS

数年前の話だ。三年ほど前だろう。

 

「兄さん、起きてください」
幼いソラが、未だに起きない男性の部屋に入る。
男性は大きなダメージを受けている。毒性のガスにやられた上に、顔を傷つけられた。
幸いにも、顔に目立った傷は残らなかった。
「え?ああ。ソラだね。心配かけたね。」
男性はキョロキョロと周りを見渡した。
「ごめん、電気をつけてくれる?」
「了解です」
電気をつけたソラ。だが男性はそれに気づいていない。
「ソラ?どこだい?暗い。ソラ?ルーカス様を呼べるかな?」
男性は手を出してソラの場所を探る。
ソラは無表情でルーカスを呼びに行った。
その無表情は、男性に見える訳がなかった。

 


テンクウ…季夏天空(きなつ てんくう)。
ソラの兄であり、アンティノメル警察。
数年前、目をギャングに傷つけられ、盲目となった。
テンクウはそれに絶望していたが、目が見えなくなった代わりに五感が研ぎ澄まされ、「盲目の警察」として名を果たしている。

テンクウの主な役目は、ギャングのマフィアの調査である。
ここ数数ヶ月、「クレイン麻薬密輸機関」の噂が立っていた。
覚醒剤大麻の中間である「クリスタナ」と呼ばれる麻薬を栽培・密輸しているのだ。
クリスタナは燃やし、鼻から摂取するととてつもない幻覚作用に襲われ、バッドトリップする危険性もある。そして依存性はとても強く三回も吸えば依存症になってしまう。

 

それを危険視したアンティノメルヒーロー団体は、実力が非常に上であるテンクウと、まだ新人であるヒーロー「リキュール」を共に行動させる事にした。
リキュールは、目の見えないテンクウの案内役として。戦いはテンクウがするのだ。


「リキュールさん、すいません、杖をとって貰えますか?」
テンクウは杖を取ってもらうように頼む。目の前が見えないと、何も行動出来ないからだ。
「分かった。テンクウさん、無茶しないでね?」
リキュールはそう言い杖を渡そうとしたものの、テンクウは何かがおかしいと思いその杖を触ることを拒否した。
「…何かを仕込みましたね?」
「…なんで分かるんだよ。」
リキュールの声色が違う。テンクウは先程までリキュールしか居なかったのに、と混乱した。
だが目の前のオーラは、リキュールのもの。
「リキュールさんなのにリキュールさんではない?」
「…ああ、そうだ。俺はウォッカ。へっ…お前を痺れさせて俺だけ行動すれば良かったのによ。
そうすりゃ報酬がっぽり貰えるのになー。
…二重人格者だ」
「…そうですか。確かに少し貴方に不思議な点はありました。
本名リキュール・ウォッカ・オーウェン…なのに、何故かあなたはリキュール・オーウェンと自分を呼ぶ。
…二重人格。私もたくさんの人と会いましたよ?いい人もいます。ですがウォッカ。貴方からは危険な香りがします。」
「へいへいっと。リキュールのクズに戻ればいいんだろ?」

そしてウォッカはふらりと倒れ、起き上がったときにはリキュールの声色に戻っていた。

まさかリキュールのチュリグ出禁はこれが原因なのでは…?

 

 

クレイン側。

クレインはとてつもなく悪評のはびこるギャングだった。

麻薬取引の成果、剣を扱う腕前、ルックス、部下、全てに勝てている。

だがなぜか酷い悪評が世界中に広まっているのだ。

股間が無いことが大問題だと思われているが、実際には全く別のことで悪評がはびこっている。

 

クレインは同性愛者にてウミウシ愛者及び恐怖症である。

部下の「クラーク」「クリストファー」はクレインの酷い悪評を知りつつもなおついてきている貴重な部下である。

クレインの悪評は世界中の犯罪者に麻薬取引が出来ないレベルで社会的に色々と死んでいる。

だからこそその記憶を抹消しようと活躍している…

 

これだけで済めばいいものの、クレインはもっと悪い噂を立てるような行動を自らしている。

夜な夜なチュリグに忍び込んでは、巨大ウミウシに身体を「食べられている」。

それはもうここでは書けないようなもので、R指定(エロティズム)が入る領域のウミウシプレイにクレインは目覚めてしまっている。ぶっちゃけ作者の年齢を考えて欲しい。

…それでもついてくるクラークとクリストファーはたいしたもんだ。

 

 

…テンクウは杖を突き、リキュールに案内されながらスラム街にたどり着いた。

このスラム街に、クレイン達は今拠点を置いている。

 

「ようこそ盲目の青年~♪」

「クレイン様のジャマをするものだな?」

目の前に、セーラ服とスカートを履いた青年と、落ち着いた金髪の青年があらわれる。

「貴方は誰ですか?」

テンクウが、青年たちに問う。

 

「ボクの名前はクラーク♪クレイン様はボクのもの♪」

「俺の名前はクリストファー…クレイン様は俺のものだ」

はあ、そうですか、あなた達がクレイン麻薬なんとか団体の部下ですね?とテンクウは問いかける。

「そうだよ♪ボクらはクレイン様の恋人♪」

「俺らはクレイン様を愛している…三人プレイなんて手軽なものだ」

うへぁ、あなた達ホモですか?と思わずテンクウは言った。

詳細は省くがテンクウの弟は同性愛者である。

別にテンクウは同性愛を否定していないが、三人プレイと聞いてテンクウはさすがにハァ?と思ったようだ。

「なに?三人プレイは楽しいよ?ボクが」

「三人プレイの醍醐味は俺が」

「やめてください、これ以上は…!」

リキュールがなんとか二人の会話を遮る。

まあ、その後なんやかんやあって四人組は落ち着いた。

 

「クレイン様に会いたかったらボクを倒すこと♪ボクはサターニアと精霊のメターで、犬に変身できる呪詛を持っているよ♪」

「言っておくが俺らはギャング精霊の中でも特に上…倒せると思うなよ?

俺は雷を信仰する精霊だ。クラークの後に戦おうじゃないか…」

二人のギャング精霊がそういい何処かに去った後、テンクウはまずクラークを探しに行くことにした。

 

「開眼…!」

…テンクウは目が潰れている代わりに、スイッチとしてまぶたを開けると第六感が研ぎ澄まされる。視力以外である。

それを使い、テンクウはクラークの場所をたどる。

…人間ではないケモノの音がする。そこにクラークは居るのだろう。

 

 

続くかはしらない!!!

 

 

おまけ

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ショコラ王!だよ!!アニメオープニング意識!!

 

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ハサマ王!!だよ!!!白観測者といっしょ。

だいぶ線画がアニメ塗りに近づいた気がする。

 

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さり気なくレアな覚醒ダンテのアニメ塗り。

 

なおこっそり一人でPFCSS脳内アニメ制作企画行動中。

GIF創る→音声をスマホから輸出→音声をGIFに合わせる。

っていう荒業をやっています。全く完成しねぇ

誰か!!!動画に詳しい人合作しましょうよ!!!音声とAVIUTLは私で!!!

予告・天空サイドストーリー/アンティノメルの文化

PFCS・キャラ設定

予告です。

 

天空サイドストーリー。

あまり活躍できていないソラの兄「テンクウ」と、新人ヒーローの「リキュール」が活躍するサイドストーリーを製作予定。

サイドストーリーでは、テンクウが麻薬取引を行うギャング「クレイン」を追いかけるストーリーとなっています。

いつ完結するかは未定。五話ぐらいかな?

 

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クレイン。

麻薬取引・殺人が主。ダンテ以外ではトップクラスの青年。

「メタ―」という種族であり、これは種族のハーフであることを指している。

クレインの場合は、アルビダと精霊のハーフだ。

 

幻を信仰していて、幻覚と幻聴が使える。

 

かっこいいが、股間がハサマ王につき潰されているし、ウミウシプレイはされるし、ウミウシプレイと浣腸には目覚めるしで恐ろしいほど残念なイケメンである

 

 

アンティのメルの文化

世界中の犯罪者が住んでいるアンティノメルであるが、独特の文化が有る。

その文化は一つにまとめられ「リュキュ」と呼ばれている。

リュキュは、主に衣服、料理、植物について指されている。

 

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リュキュの服は、派手な色使いと、着物とスーツを合わせたような見た目なのが特徴的だ。

主にピンクや水色である。

 

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また、先住民が育てていた瓜が存在し、ドレスタニアの人から「ガーナ瓜」と名付けられている。

とてつもなく苦く、焼くとマニア向けの苦さになる。

主に豆腐と一緒に炒める「ガーナチャンプルー」という料理に使われる。

 

 

ラクガキ

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ナインポイントエイトなソラ君。DEEMOネタ。

 

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呪詛に苦しんでいるガーナ。

 

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ハサマだよ…男っぽいけど。

ルーカスと愛の話/おまけ

PFCS・SS

無償の愛の話


「愛っていうのはね、ぎゅ、と相手を抱きしめてあげることだと…ぼくは思うよ」

ルーカス。アンティノメルのヒーロー団体の設立者。
ルーカスはとても慈悲深い鬼である事で知られていた。
鬼なのに心がとてつもなく弱く、それ故に精神科へよく通っている。
だが、心が弱いからこそ、人の気持ちが分かる。


最も信頼している部下であるソラとシュンが、互いに互いを愛していると聞いた時は、さすがのルーカスも最初はびっくりとしていた。
「人間とサターニアが恋に落ちたなんて、あまり聞かない話だね。しかも…二人共、男。」
ルーカスはあまり聞いたことの無い事例に少し混乱していた。
最初は肯定とも否定とも言えない難しい気分だった。
人間と、妖怪が、互いに愛し合っている。
しかも、同性である。互いは男である。
ルーカスは本当にどのような言葉をかければいいか分からなかった。
ソラとシュンが付き合っていると聞いた初日は、なんと言えばいいのか、ルーカスは言葉が出てこなくて、ぐるぐると頭が混乱して。
差別はしないが、いきなりの事で混乱して。


だが、その後のソラとシュンを見て、ルーカスは考えを改めた。
今まで、完全に無機質で、ロボットのように行動していたソラに少しずつ異変が現れ始めたからだ。
ソラがシュンの前でだけ、笑をこぼしている。
ソラがシュンの前でだけ、泣いている。
シュンはソラと共にいて、本当に幸せそうだった。ルーカスにすら見せたことのない、幸せでいっぱいの笑顔。
その様子を見てルーカスは泣きそうになった。ああ、ソラは本気でシュンを愛しているんだ。シュンは本気でソラを愛しているんだ。
ソラ、シュン、ごめんよ。最初は何でだ?と思って。と。

ルーカスは下手な言葉でソラとシュンを部屋に呼び込んだ。
「ルーカス?どーしたんだ?」
「ルーカス様、俺らを呼んで何をするのですか?」
えー、と何を言うかつっかかるルーカス。メモ帳を取り出し、話を始めた。
「ソラ、シュン、君たちは互いを愛している。
愛していると言うことは素晴らしい事だよ。君らは…お互いを愛している。
ソラが笑うのを見て、ぼくは幸せだよ。あー…その…。
上手く言葉が見つからないけど…ぼくは君たちの幸せを願っている」
いつもと違う慣れない口調でルーカスが言い終わると、ソラはにこ、と笑みをルーカスに見せた。
「…ありがとうございます。もしルーカス様が、こんな恋愛は特殊だよって言ったらどうしようかと…俺…『怖くて』。」
シュンはその一言で顔を赤くする。
ルーカスは、ああ、良かったなぁと思う。やはりこの二人は祝福しないといけない…

「愛っていうのはね、ぎゅ、と相手を抱きしめてあげることだと…ぼくは思うよ。
愛なんて無いと言われても、きみたちには愛がある。
…ソラを大事にしてあげてね、シュン。」
ルーカスがいつものリラックスした顔で言う。この2人は、何が何でも幸せにさせないといけない気がした。

 

 

おまけ

シュンソラ監禁プレイえっち 

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許して………※濃厚エロ