神曲に愛を

「俺は誰だ」 目覚め、最初の一言がそれだった。ゆっくりと確実に身体と意識が龍に支配されていく彼は、少しずつ確実に、全てをなくしかけていた。「そう…アタシは…ダンテよ」ぽつりと言った後、一人ぼっちで寝ていた、壊れた宿屋のベッドでゆっくりと目を閉じた。 ダンテ…『この世の裏側』を見れ、干渉できる精霊。アンティノ…