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SKY~なんちゅのPFCSブログ~

なんちゅのPFCS用のブログです。かなりフリーダムです。

こどものひ だんてちゃん。(保護者ルーカス)

「…まさか僕がカスの世話になるなんて思ってもなかったよ…」

「ぼくの身体と人格にはしっかり名前があるんだけど」

朝起きると髪の毛がだいだい色の、10歳の少年がルーカスの部屋に入り込んでいた。

事情を聞くとどうもあのダンテらしいが…信じられない。

ダンテが小さくなり、髪の毛も色がつき、何よりダンテのトレードマークである半竜が取られているため見た目では判別は不可能だった。

 

それでもこの少年がダンテと判断できる術が悲しいことに「アレ」しかなかった。

 

「僕の判別方法が、アタシって軽々言えることなんておかしくないかな?」

「それしかきみである事を判別できないだろう!」

一人称が「アタシ」であることぐらいだった。

 

 

「まったくもう!僕はダンテなの!ルーちゃんはそれを信じてくれたからいいんだけどね」

ベッドの上にボフンと座り込む。うさぽんのぬいぐるみをモチモチとしながらゴロゴロ寝転がっている。

「はぁ…きみが見つかったらどうするんだい?言い逃れ出来ないと思うけど。

そしてぼくだし、きみを逮捕できるけどいつまで子供になっているか、

なによりきみが子供になってもどれほど竜の力を持っているかが謎なんだよね…」

ルーカスはため息をついてダンテを見守っている。

 

「ルーちゃん、僕はしつけから逃れられるなら幸せだけど」

「しつけ?」

 

「この姿ぐらいの時に、僕は親から厳しいしつけをされていたんだよ。

僕、アリギエーリ家は代々強烈な炎信仰の家だった。その信仰は精霊で一番と言われるぐらいだったんだけどね。

それがめんどくさくって…僕はある日裏を見てしまった。

裏を見たのは20歳ぐらいかな?小さい頃は地獄だったな。

なんたって…少しでも間違えると僕はすぐに罰を与えられた。焦がされたり、大事なものを捨てられたりね。

僕に愛情はなかった気がする」

ダンテは家庭のことを静かに語りだした。

さすが元貴族アリギエーリ家の出身。喋り方も10歳とは思えぬ冷静さだった。

「だから愛を知ってる君たちの元に来たのかもしれない」

険しい顔つきを終えると、ダンテは軽々しく外に行く用意をした。

 

「僕はそろそろ帰るよ」

「はやいね、まだ一時間ぐらいしか経ってないけど」

「あの壊れた宿屋はいつも占領してないと取られるからね」

「大人になったら戻ってきてね?勝負しようか」

「勝負しよう、ルーちゃん。」

両方がニヤリとすると、ダンテは帰っていった。

 

 

「あの子保護者居なくて平気かな…?」

ルーカスは少しだけ不安そうだった。まあダンテだから大丈夫だろうが…。

 

 

 

 

 

結構貴重な幼少期ダンテ(10歳)。

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