SKY~ナツユのPFCSブログ~

なんちゅのPFCS用のブログです。かなりフリーダムです。

『閲注』ダンテ&クレイン 2

名無しのモブ出てきます。

遠回しな殺人表現とかあるよー。

 

「テメェか、ギャングの流通ルートを喋りやがったヤツ。」
「アンタ、ギャングの名を持って消すわよ?」
精霊の青年に向かいクレインとダンテは話しかけた。
「…クレイン様と…誰だ?新入り?まあいい。
話さないと死ぬ所だったんだよ!
いや、死より恐ろしい刑務所行きだ!」
精霊の青年は身震いをし、クレインとダンテに話しかける。
顔色が悪い。紫色だ。まるで先程までの恐怖を思い出しているようだった。
「んなのカンケーねーよ。ギャングの秘密を喋るくらいなら刑務所入ってたほうがいいっツーの。」
「アタシらギャングの流通ルートを喋っちゃったから、アンタには消えてもらうわ」
ダンテの口から何かのエネルギーが集まる。
クレインは拳銃を用意した。
青年はひぃ、とその光景に腰を抜かす。
「ねぇ?アンタ、裏切ったらどうなるかをしっかり味わいなさい!」
バキューン、銃声が心地よく鳴ると同時にダンテの口から火炎放射が放たれる。

 

「…っと、これで五人目か」
「後始末は大変よね」
曇り空の下、硝煙の匂いをスンとクレインは嗅ぐ。焦げた周りの匂いをダンテは嗅ぐ。
それは良い匂いとは言えないが、二人が後始末をしっかりと終えた証として残っていた。
「…ねぇクレインちゃん。ちょっとアタシどこか行っていいかしら。」
「あ?良いが」
クレインがそう話すと同時にダンテは不可視の姿へと変わる。
「ったくよ、どっか行くんじゃなかったのかダン…テ…!?」

目の前に、サク、と草をふむ心地よい音が鳴ると同時に鬼の中年が現れる。
「きみがギャング精霊の後始末をしているっていうことは知ってるよ?」
――ヒーロー団体代表、ルーカス=マーティンだった。
「おうおう二重人格のジル・ド・レさんよ。そんな猫ちゃん被ってねぇでとっとと要件話せばどうだ?」
ジル、それはルーカスの本名。今は偽名のようなものだった。
ルーカスは眉間にシワをピクリと寄せ、言葉を返した。
「…きみが後始末をしてるだなんて、タチが悪い。
来て!刑務所行きだ!」
クレインの腕に手錠がかけられる。
クレインは目元の見えない、不敵の笑で抵抗せず手錠にかけられた。
「なんだ、おとなしいね?抵抗すると思ったよ。」
そうルーカスが油断し、クルリと後ろを振り向いた瞬間だった。
「オラよっ!」
背中の適切な場所に強い蹴り…サマーソルトを入れ、ルーカスを気絶させる。
その蹴りは、手刀のように正確だった。相手が気絶するには十分。
「へへ、油断すんのがわりーの。」
そう言いダンテを呼ぼうとするものの、ダンテは居なかった。
どこかへと行く、と言ったのだった。
とにかくこの手錠を外してもらおうと情けない姿でギャングの所有地に戻っていく。

「…ってて。やられた。ジル、この国の未来が思いやられるね…
ギャングの退治をしないと、少しでも秘密を喋ったギャングは処末されるようだしね…」
気絶から目が覚めたルーカスは空に向かって話しかける。
自慢のコートが少し土で汚れた。ぱんぱんと手で土を落としていく。
「ギャング…なんとしてでも退治するよ。」
そう覚悟を決めたルーカスは、拠点へと帰っていった。