SKY~ナツユのPFCSブログ~

なんちゅのPFCS用のブログです。かなりフリーダムです。

『閲注』ルー×ジル

Twitterネタ(鏡へのキス)

「…はぁ」
「どうした、ルーカス」
「だって何をどうやってもきみと会えないんだもん」
「…はぁ?俺とか?」
「うん。きみと。」
「…会えないのは寂しいけどよ、俺も会いてぇよ。テメェに。」
「ほんと?」
「ああ。なんせ奇妙な事にテメェに恋をしたからな。
テメェに会いたいのは山々だが、会えないのを知っている。
鏡の向こうへ話しかけるしか出来ねぇんだよ俺は。」
「ジル…」
「あ?」


ルーカスは鏡へとキスをした。
ちゅ、と軽く。

「ッ…!?」
「はぁ…きみの驚いた顔は、かわいい」
「ンなこと言うな…!テメェ鏡にキスするとかふざけてんじゃねーのか!?」
「でもジル、嬉しそうだよ?」
「クソッタレ…!」
「鏡にキスするしかないだろう。きみとキスするには。」
「んな問題じゃねぇ!鏡に向かって話すのは分かるがキスは分かんねーよ!」
「えー、話すのは分かるんだー…」
「るっせぇ!」
「じゃあ…」


ルーカスは鏡に向かってキスをもう1回した。
長く。
こころなしか『ジル』の顔が少し苦しそうに映る。

「〜〜!!」
「鏡なのに苦しそう」
「そりや、ルーカス、なげぇ…!」
「鏡にキスしてるのに、みっともないね」

ルーカスは愛おしく舌を伸ばす。
ぬる、と鏡に舌が当たり、乗り越えられない壁にルーカスは少し顔を暗くする。

「…」
「ルーカス…」
「大丈夫だよ、ジル…きみとキスをしたい」
「叶わねぇよ、そんなこと」
「…」

鏡に向かい舌を伸ばす。
やはり、彼とはキスができない。
鏡に遮られ、キスなど叶うはずが無い。
「……ジル」
寂しくつぶやく殺人鬼の別人格は、どのような思いで自分の顔にキスをするのだろうか。
そして悲しい顔をする殺人鬼の別人格は、どのような思いで鏡に舌を伸ばすのだろうか。