SKY~ナツユのPFCSブログ~

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イマジナリ

学園時空 七不思議ジルの正体を探るルーカス

※このSSはしっかりとイマジナリーフレンドについて調べましたがSSの都合上若干アレンジしております。
また、実は体験談に少し沿っていたりします。

 

 

「あ、ジル」
鏡に向かい、ルーカス教頭が元気よく呟く。
ジルというのは、ルーカス教頭にしか見えない人物であり、よく学校の七不思議として噂が流れていた。
もっとも、ジルが噂ではなく、ルーカス教頭の行動が噂になっていたのだが。
手には本が置いてある。何かの病の専門書のようだが
ルーカス教頭は別の目的でその専門書を持っているようだった。
「…何だよ?その本は オメー精神的になんかやられてたっけか?」
「ああ、ジルについて少しわかると思って」
「俺が?」
その本をぽす、と机に置き、かわいた指でページをめくった。

「この欄が、きみに合ってると思ってね?」
「…イマジナリーフレンド…?」
その本のページには、イマジナリーフレンドという言葉が書いてあった。
「ぼくにしかきみは見えないし、小さい時から見えてるからこれがかなり合ってるなーと思ったんだ。」


イマジナリーフレンド。

日本語にすると、架空の友。
その本人にしか見えない友。小さい頃に現れ、大きくなるにつれて忘れられていく。
小さい子供が何も無い場所に向かって話したり、存在しない人物について話していたりするあの行動である。
小さい子供には良くある現象で、ある国では当たり前の現象として親しまれている。
また、大人になっても存在する場合が時折ある。

ジルは小さい頃のルーカスが泣いていた時に現れた。
そしてルーカスの話し相手となり、しっかりとルーカスを守っていった。
ルーカスにしか見えないというのも、当たっている。

 

「…ふーん。この本に書いてある事、俺にだいたい当てはまってるじゃねーか。」
「だいたいじゃないよ、ほとんど全部だよ。」
「むっ、俺が架空の友って事か。友達ってか?笑えるぜ。」
「笑わないでよ!きみの正体が掴める所だったんだ」
「ふーん。でも俺はちょっと違うな。
何よりお前が必要とすれば身体をチェンジする事が出来る。お前の意識は残っているが、 人格交代に近いな。」

架空の友でも、やろうと思えば人格交代は出来る。
だが架空の友について書いてある本は少ないのである。故に、ルーカスとジルはその事を知らない。


「んで、なんでこの本を?」
「言ったじゃないか。きみが分かると思ってさ。」
「ふーん…でもみじけぇな、この項目。」
「仕方が無いよ…きみの正体はこの本じゃよく分からない。」
「あっそ…」
ルーカスとジルが正体に気づくには、かなりの時間が必要である。