SKY~なんちゅのPFCSブログ~

なんちゅのPFCS用のブログです。かなりフリーダムです。

レギオンについて報告

 音声カセットに、このような内容が入っていた。

 ――季夏天空です。 レギオン=ラストワードの能力についてある程度分かったので報告に参ります。
 ――ふむ、言ってくれないかな?
 ――レギオン=ラストワードはかなり危険な闇信仰の持ち主です。使い方によっては鬼ですら死んでしまうでしょう。
 その力はまず最初に心臓が苦しくなり、次第に身体全体の力の機能を低下させ動けなくさせる力です。親のうち片方が強い『眠りを妨げる呪詛』のアスラーンだったため、寝るように力尽きることすら許されません。
 レギオンは強い子孫を残すために生まれたとしか思えません。事実、レギオンの幼い記憶には、強いハーフを作るために生まれた、という単語が残っているようです。両親に愛されたという記憶すら無いようです。
 両親に制御のさせ方を教えてもらず、両親はレギオンを野放しにし、それを見かねた村の長が洞窟に閉じ込めたようです。
 
 ――警察の調査で調べたところ、レギオンの両親――拷問家のアスラーンの父オトンヌ・ソロモンと闇信仰にて呪いの儀式をしていた精霊の母プランタン・ソロモンは今は行方不明とのこと。ソロモンの住んでいた場所では、別種族が付き合うなどもってのほかだった様です。
 ――ソロモン。すごいうずうずしさを感じる苗字だね…
 ――そして生まれた子供はアモン=バアル=ソロモンと名付けられました。
 まさか温厚な国・イストワールでここまで差別が強い場所があるとは…連絡を入れたところギルガメシュ王もさすがに予測できなかった模様です。小さな民族なのでしょう。
 アモンは闇信仰と睡眠拷問の二つを抱え、悪魔と罵られ、長に閉じ込められ、両親にも愛されなかった。
 私は可愛そうだと思います。ルーカス様がなんと言おうと、私はレギオンを救いたいのです。
 彼は今アモンという名の悪魔ではありません。
 ――でもね、テンクウ。ぼくは彼は危険だと思うんだ。いつか君は制御できなくなったアモンにころされる。
 ――彼はレギオン=ラストワードです。
 ――テンクウ。ぼくは何が起きても、きみの責任にするよ?それでいいなら、レギオン=ラストワードの監視を続けさせよう。
 ――ありがとうございます。それと、レギオンは監視ではありません。私にとっては家族です。
 ――家族ねぇ。難しいなぁ…彼がいかにして力の制御を出来るか、がコツかな…
 ――頑張ります。ルーカス様。
 
 テープはここで途切れている。