SKY~ナツユのPFCSブログ~

なんちゅのPFCS用のブログです。かなりフリーダムです。

【死ネタ注意】IF〜幻影〜

未来の話なのでまだIFです。
キャスで話してたのを元に

 

クレインらギャング一行はヒーローたちの手により追い詰められていた。
あと一歩でギャングはダンテを残し壊滅するだろう。
多くの負傷者が出た。クレインスミス兄弟はどんどんと追い詰められていく。
「クレインん……ここは俺に任せとけよォ」
「兄さん?」
クラリネッタが呟いた。何か案があるようだ。
しかしクラリネッタも肉体的にボロボロだった。ヒーローたちの攻撃により、スミス兄弟は肉体的に限界を迎えていた。
「ま、俺に任せとけよォ?」
それでもクラリネッタは笑顔で。
クレインは逃げる事にした。クラリネッタを信じて。
不安の顔が残る。兄さん、とぽつりと呟きクレインはダンテの元へと逃げた。

「クラリネッタ。貴方を逮捕したます」
警察一行が現れる。アンティノメルの中でもトップクラスのソラ、シュン、クラウス、ルーカスが同時にクラリネッタの前に姿を現した。
そしてソラは驚いた。
クラリネッタは、全身が傷だらけだったからだ。
「けっ、俺と戦おうってのぉ?
……じゃあ。さようなら、だなっ!!」
そう言うとクラリネッタは両手を広げ、紫の煙を広げた。そしてソラ一行の目の前に学校を作り上げた。
──ここはクラリネッタの思い出の学校。メターだと虐められたこともある学校。
そしてクラリネッタは学校での思い出を再現した。
……虐められた思い出を。

思い出して幻覚を使う度にクラリネッタの精神が限界に近づいていく。
「クレ、イン」
目に涙が貯まる。あまりにも正確な幻覚の再現。足止め程度にしかならない現実。どんどん精神に貯まる反動。
「クラリネッタ!そこか!」
声までをも隠せるわけがなく、声の位置に銃声を放たれる。
「ぐあっ……!」
その位置把握の正確さで、胸を撃たれた。
幸いにも心臓ではなく肺だったが、それでもボロボロの人が死ぬには充分だった。
同時にクラリネッタのかけた幻影が解ける。
「……」
「さあ、観念しなさ……」
「いいんです もういいじゃないですか
彼は頑張りました、目がそう訴えかけています」
「……?」
ソラが、ルーカスがとどめを刺すのを止める。
「今のクラリネッタを見てみてください」
「……」
クラリネッタはただ上を見て誰かと喋っている。
それも、笑顔で。メターの反動が来たのだろう、クラリネッタはただ見えない誰かと話していた。会話内容から推測するにクレインの幻覚だろう。
そして、最後に微笑み立ちあがるとそのまま姿勢が崩れ、クラリネッタという花は散った。
「……彼は彼なりに頑張ったんですよ 俺には分かるんです」
「……ソラくん 甘いね……」
そうルーカスが悲しく言うと、ソラ達はクレインの元へ向かっていった。

 

あーあ……俺死ぬのかァ……
クレインに迷惑かけねーように死ねるかなぁ……
「兄さん!」
──ああ、戻ってきちゃダメだぁ。俺の、んな姿みせてらんねぇ。
「兄さん、大丈夫か!?」
──だいじょぶ。だから、ここに来んなよォ。
「俺を守ってくれてありがとう」
──へへ、何言ってんの?兄として当たり前だよォ?
「家へ帰ろうぜ」
おう、帰ろう。俺とお前さんの住む家へ。
「立てるか?」
立てる立てる。大丈夫、だって。
でも少し、休ませてくんねーかなぁ。