SKY~ナツユのPFCSブログ~

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正義も悪も~本編~


ワタシから見たらアナタ達は十二分に、悪なのですよ?

 

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「救いを求め、居場所を求めた者達を邪魔者扱いする貴方達警察っていったいなんでしょうかね?」
「るっせー、エーリヒ!」
痛いところを突かれる。警察官はギャング精霊を邪魔者扱いする、とエーリヒは指摘した。
「正義って一体なんでしょうねジル?」
「…… 」
「貴方は悪じゃないですか?今までに何十人の生命を奪いましたか?
その方々の親の顔を想像したことありますか?」
「うるせぇ!!」
連続殺人鬼「だった」警察最高幹部は叫ぶ。力いっぱい叫ぶ。今までの悔しさ、後悔──「現ルーカス=マーティン」は、追い詰められ涙を流した。
もう殺しなどできない。したら捕まる。なにより十三年間の間に無意識に溜まった「優しさ」が染みて活動できない。
「悪が作った警察官です、すなわち警察は悪です。
ギャングの方が正義していませんか?
貧困な者に手を指しのべ、差別を軽くしようと行動し、この国に多い同性愛者に容易的であり──おやおやジル?あなたは男と結婚していましたねぇ!愛する者と結婚するなんて……夢のようだとは思いません?
愛するこの身体とね!」
「ルーカスはそこに居る」
「おや、何処でしょう?」
ぎり、と鬼は歯を食いしばる。こいつにイラついたら、手のひらで動かされていると同じ──
それでも怒りが収まらなかった。
「ハハハ!!精霊差別をなぜ止めるように言わないのです?ルーカス=マーティン。
貴方なら影響が強いはずですよ?」
「るっせぇ……!!」
「精霊に刺し殺されたからですか、ジル?」
「…………」
怒りが限界だった。ここまで言われると、鬼は制御ができなかった。
ドス、という音が聞こえた気がする。エーリヒの左足に、乱暴に刀を突き刺した。
「……!!!おのれ……!!!」
「黙ってろ!逮捕する!」
「貴様ァ!!!!! ワタシは!!!
ワタシは精霊を可哀想だと思っただけだァ!!!」
エーリヒはどこからが隠し持っていたレイピアで、鬼の左足を指した。
「!」
「殺す、ルーカス=マーティン 警察時代からオマエは怪しいと思っていた。
やけによそよそしく、ジル事件について隠蔽する。
おまけに、オマエは精霊差別を止めなかった!!!
精霊に謝れえええええ!!!」

ああ、逃げねば、今だけは逃げねば!
その時だった。

「氷柱よ!!」

氷柱がエーリヒの持つレイピアを吹き飛ばした。
「クラウス!」
ルーカスの部下にして、同じ元犯罪者の昔からの友人──クラウスがやってきた。
「あぶないぞジル、さあ、逃げろ」
「すまない」
「さすがにワタシも精霊と鬼では勝てない……一旦引きます
ワタシを追いかけたらどうなるか……知ってますよね?」
「……」
ジルは一旦身を引いた。
次こそ、五本指を追いかける──そう思って。

 

現在のStory(数話ごとに更新します)

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