SKY~ナツユのPFCSブログ~

なんちゅのPFCS用のブログです。かなりフリーダムです。

記憶喪失のおじさん〜学園〜

エーリヒ=ローゼンベルグというおじさんが、俺の近所に警察として働いている。

俺は帰り道、毎日エーリヒおじさんに会っている。
「こんばんは!ソラくん」
「こんばんは。今日は光信仰はどうですか?」
「それが今日もダメなんだよね。まあ、信じる者は救われるんだ」
──エーリヒおじさんは、記憶喪失のおじさんだ。覚えているのは、警察官だったことだけ。

「それでね、私、この前あの公園に焼き芋屋さんがいる事を知ったんだ、知ってるかい?」
「知ってます。美味しいですよね、そこ。兄さんがたまに帰り買ってきます」
ニコニコと話すエーリヒおじさんの顔は、とても優しそうだった。

エーリヒおじさんは『自分のことを精霊だと思ってしまった人間』のおじさんだ。
理由は、記憶を失った際に頭を強くうったからだとか。
詳しくは知らないけど……
あと、本名があるらしいけど、忘れちゃったらしい。だから、エーリヒという名前を付けたようで。
そして光を信仰しようとするけど、人間だから加護を得ることができない。
──俺はそんなエーリヒおじさんを、すごい、と思う。力が得られなくても、人間だと言われても、己を精霊と言い続けるその姿は、美しさすら感じるから。


──勝手に不良グループが作った資料ごっこにはこんなデータベースが載っている。

エーリヒ=ローゼンベルグ 人間 50
記憶喪失だが警察であることは覚えていた男性。
頭を打ち、己の事を精霊だと思い込んでいる模様。
それ以外は普通の人間であり、心優しい中年である。