SKY~ナツユのPFCSブログ~

なんちゅのPFCS用のブログです。かなりフリーダムです。

黎明と終焉の出会い

イストワール編前の出来事 


大きな足音を立て、なにかを持ったようなポーズのダンテがソラの前に姿をあらわす。本はダンテにしか、見えない。
その顔は正気ではなく。何かに必死に耐えているかのごとく。
「ダンテ!」
ソラは事前に感情が暴走していた。これが何の予兆なのかわからないまま。
だがしかしその眼は正義感に溢れている。まさに「明るい少年」の眼差しだった。

「graaaah…………!」
「何が何だか僕はわからない。だが、これは分かる。ダンテ!きみを倒さなくてはいけない!」
背中から翼のようなオーラを出すソラ。その素早さや体力などは人間、いや、全てにおいて平均を超越していた。
「終焉の刻だぁあああ!!!」
「終焉……?それはなんなんだ?」
ダンテが爪をソラに向けて立てる。ソラは手に持っていたナイフで爪を受け止める。
「この国を滅ぼす……この国を消す!!」
「それが……終焉?」
ソラは疑問に思いつつもダンテに向かいナイフを刺す、否、体が勝手に動いていた。
「ダンテ! (身体が勝手に……動く)」
互いに勝手に動く身体。空色は黎明である。
「glaaaaaa……ア、アタシ」
「ダンテ、大丈夫!?」
即座に駆け寄るソラ。だがその時。

「えっ……?」
「ッグァ……!」
刺していたのだ、ダンテを。

「ソラ……ちゃん……」
「ち、ちがう、違う!」
身体が勝手にダンテを刺しているようだった。
ソラはひたすら何が何だかわからずに混乱という感情が溢れ出す。
「アタシ……やっぱり何やっても……ソラちゃんに倒される運命なのね……」
「どういうことだ……ダンテ……?」
ダンテは少しずつ運命のことを話した。
ソラに倒されること。
それは確定していること。
それは変えられない事を。
血を吐き出すダンテ、持っていた本のページはダンテでは考えられないページを作ったのだ。

『まだ死ぬ時ではない』

倒れるダンテ、本はダンテにしか見えない。
駆け寄るソラ、必死にダンテの意識を取り戻そうと彼の体を揺すった。


「ソラー、どうしたんだー?」
「……俺……何か考え事をしていましたか……?」
ダンテを倒すという確定した未来を教えられたソラ。
しかしその記憶は黎明の神である時しか思い出せない。

まだ黎明の刻ではない。
これは少しだけ変わった未来=今の話。